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哲学 

 

攻撃を受けた時に、非暴力を貫く事。白鳳流で定義する非暴力とは、攻撃してくる相手をただ「攻撃出来ない状態」にすることです。そして、その状態を作る過程においても自らは殺意を持たず対処することを流儀としております。その方法は、相手の身体に器質的な損傷を与える打撃ではなく、攻撃者の意図を制御し取り押さえる技法です。ただ、はずみや想定外の暴れ方をされた場合、腕の骨が折れることもあり、或いは取り押さえてもその攻撃性をさらに拡げて来る場合は骨を折る事を認めています。それによってお互いの生命が保持されると云うことがあるからです。2010年8月 王子公園武道館合同稽古自らは殺意を持たずに相手に暴力を行使させないという「非暴力を貫徹」は、技術のみならず心理的にも、かなり厳しい稽古を要求します。暴力というのは、他人の同意無く自我の欲求を満たす為に行使する腕力であり、自我の欲求を満たす為に相手の存在を認めないその腕力は殺意を含んでいます。そこには脅しも含まれており、脅すと云うことは暴力と同じです。この暴力に対して殺意を持たず、器質的損傷を与えないで制御するのが白鳳流の言う非暴力ですが、実はこれはかなり難しいものです。そのため「非暴力を貫徹する技術」を目指すには精神技術を含む様々な方法論が必要であり、白鳳流の体術原理はこの哲学に導かれて成立して来たと言えます。     白鳳流合気武道総長 岡林将玄

心理学 脳科学

 

技の修得や恐怖心の克服等には正しい方法論が存在します、これらは学問や仕事にも応用できるものですがいままでは一部の人間しか知りえなかった方法であります、これらを駆使することにより通常の何倍もの技を効率よく修得し、他流では未開発の心法の技術にも踏み込むことが可能になりました。しかし難しく考えなくても大丈夫です、特に理解できなくてもやっているだけで方法論や思考法が身に付くように設計されていますので、どうぞ楽しんでやってください。

合気

 

 一に筋肉をセンサーとして使い、動力源には重力を使い、筋力と重力を確実に識別して動きを学ぶことを教えています。筋力を働かせている間は重力は働かず、重力が働いている間は筋力は働かない事を体感するのが稽古の最初になります。

 二に、当流で重要視しているのが、「一重身(ひとえみ)」を直線的に動く原理です。概略を述べれば、一重身に動くには全関節が均等に働く様にする事が秘訣だと云うことになります。

 三に、三方向同時動作の原理」です。これは非力な人が大きな力を制する方法であり、大男に攻撃されたにも十分対処出来ることを体験させています。

剣術

 

 

白鳳流は小野派一刀流剣術から産まれたと云えます。大東流技法を最大限に有効力化させる為の研究成果により、技法形成当時の日本人の動き、特に技を編み出した達人たちの体術に最も符合した技術手順とは何かを岡林将玄師が研究しました。

そして大東流の技法をどの様な手順で学修すれば最も早く、しかも確実に技量を伸ばすことが出来るものであるかを明らめる事が出来て来たのです。

現代において剣を使用する場は無いにせよ護身的観点では武器術に無理なく適用できかつ惣角の行った体術を再現するために不可欠のようそであります。

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